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2024/01/14 17:26

NHK「ようこそ認知症世界へ」今日たまたま再放送されるということで観ましたよ。


印象的だったのは認知症の患者さんの時間が過去にさかのぼる理由とは?です。
私たちの「現在」、「過去」そして「未来」は、”時間軸”という1本のクシに刺さった3つのお団子だとイメージしてみてください。
【 -〇〇〇ー 】←図にするとこんな感じですかね。

クシ(時間軸)を通して並んでいるから間違うことなく現在と過去を行ったり来たりできます。
しかし認知症が進むとこのクシが抜けてしまい、時間の認知が難しくなるそうです。
いわゆる【見当識障害】がこれですね。この時間軸がなくなると「過去」が前面に出てくるそうです。

それはなぜか?「現在」という時間は大脳の表側で認知していましたが障害によって難しくなり、
障害が及んでいない大脳の奥に保存されている記憶にアクセスしていくそうです。
この奥に保存された記憶こそが「過去」です。

番組では、過去の記憶を頼りに認知症の改善を試みる「回想作業療法」が紹介されていました。
女性であれば、昔実際に使っていた炊事道具や洗濯道具を触ったり実際に料理したり洗濯したりすることで、
自分自身の「現在」の位置を確認しようというもの。

この作業でも【回想法】が応用されていました。
同じ回想法の「思い出ノート」や「あなたのベスト10ノート」、ぜひ脳活でお試しください。