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2022/10/08 15:01

エリクソンの心理社会的発達段階説
最近子育てのWebサイトでよく紹介されているのが、
精神分析学者のエリクソンが1950年に発表した心理社会的発達段階説です。心理学の授業で絶対やってそうな内容ですが知ったのは恥ずかしながら数年前。
読んでみたら「もっと早く知っておけば良かった」となりました。

まずはどんなものか表をご覧ください。


ある程度の人生を経た方なら表を見ただけで理解できる方も多いのではないでしょうか。確かになるほどなと思えます。
私自身、段階ごとに「危ういな、導けなかったかな、未だにさ迷ってるかな」と思う時期があります。

表内の分かりにくい語句を説明しておきます。
同一性は「これが他ならぬ私である」。原文ではアイデンティティ(identity)、エリクソンが最初にこの言葉を使いました。
親密性は「同一性が確立された上で他者と親密な関係を結ぶ能力」
生殖性は「次の世代の育成に関心を持つこと」
停滞性は生殖性の反対で「自分自身にしか興味を持てず、自己に没頭してしまうこと」
自己統合は”自我の統合”とも訳されています「いい人生だったと納得し希望を継続すること」

思い出脳活で参考にしている回想法も目指すのは自我の統合
人生を良かったなと納得できる思い出、ふり返って探せばきっと見つかるはずです。
自ら過小評価しないためにも誰かと話しながら昔話するのもいいですよ。